体が痛くなるようなストレッチは
逆効果

「痛いストレッチ」や「ハードなストレッチ」は逆効果になるので、やらなくてよいストレッチです。これは体のメカニズムを知れば、一目瞭然です。
 
 筋肉は筋繊維という細長い細胞が束ねられたものです。この筋繊維には筋紡錘という感覚器がついています。筋紡錘は分かりやすく言えば、筋肉の長さを感知するセンサーのようなものです。ロープ状の筋繊維にセンサーがついている状態をイメージして下さい。
 
 たとえば、私たちがあおむけの状態から肩足を伸ばしながら上げていくとしましょう。このとき、ハムストリングスというももの裏の筋肉はグーッと引っ張られます。そのまま筋肉を引っ張り続けると、いずれは限界が来ます。限界を超えて引っ張ると、筋肉の線維も切れてしまいます。筋肉の線維が切れてしまうと、体としては困った事態を招くので、この危険を予防する仕組みを備えました。これこそが、筋紡錘のセンサーです。
 
 筋肉をこれ以上伸ばすと切れる、という一歩手前の状況になると、筋紡錘のセンサーが作動し、脳に「筋肉を伸ばしてはいけない。縮ませなさい」という命令を出します。センサーが機能してくれているおかげで、筋肉の線維が切れるのを防いでくれているのです。 

手足が震える手前で止めるのがベスト

ストレッチをするとき、痛くなるまで過剰に伸ばし過ぎると、筋紡錘のセンサーがオンになります。すると、脳が筋肉に対して「縮みなさい」と命令を出した状態でストレッチすることになります。柔軟性が上がるどころか、逆効果になるのも当然です。
 
 筋肉を伸ばしたときに足が震えたり手が震えたりするのは、筋紡錘のセンサーがオンになっているという一つの目安。ですから、ストレッチは、手足が震える手前で止めるのがベストです。
 
 とはいえ、筋肉が伸びているかわからないようなやり方では、効果は期待できません。「この人は筋肉を長くしようとする人なんですよ」と体に教え込む必要があります。そこで重要なのは「痛気持ちいい」感覚を目指すことなのです。

道具を身につけてもストレッチ効果はない

スポーツ中継などで、アスリートが腕にリングをつけたりシールを張ったりしているのを目にします。「これを装着すると、可動域が広がって格段に動きが良くなる」といわれると、飛びつきたくなる人も少なくないはずです。

 

 しかし、原理に照らして考えてみましょう。筋節(サルコメア)の数が増える→筋肉が長くなる→関節の可動域が広がる→筋肉が長くなる→関節の可動域が広がって柔軟性が向上するという原理があります。

 

 筋節が増えることによって柔軟性が上がるわけですから、リングやシールを装着すると、そこから何らかの成分が体内に染みこみ、筋節を増やすという状況が成立しなければなりません。ストレッチをまったくしないで、リングやシールだけで同じ効果を得ようとするのは無理があると思います。

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