腰痛で病院に行くか
行かないかの判断のしかた

腰痛が起こったら”すぐ医者に行くか、それともしばらく様子を見るか”と迷う時があります。

これは痛みの程度や麻痺や異常のある無しで異なります。

腰痛には、それほど急がず自宅で様子を見て良い場合、痛みが続いて病院に行った方が良い場合、一刻も早く病院に行かなければならない場合があります。

腰痛の多くはいわゆる腰痛症で、同一の姿勢や不良姿勢が原因で腰痛になるものですから、多くの場合は病院に行く必要はありません。

次に、日常のちょっとした動作、例えば重い物を持ちあげた時、洗顔など前かがみの姿勢で体を動かしたり寝返りをしたなどの動作で、急に腰痛を起こすことがあります。

いわゆる「ぎっくり腰」という腰痛で医学的には「急性腰痛症」といいます。

腰痛は最初から痛い場合と徐々に痛みが強くなる場合があります。このような場合は安静にしつつマッサージや整体で施術してもらいましょう。

とにかく急いで医師の診断を受けることが必要なケースは、腰部に急激な痛みがあり、排尿や排便ができなくなったりしたときです。

これは馬尾という脊髄の腰椎以下の神経に急激な障害が起きたことを意味しています。

巨大な椎間板ヘルニアや狭窄に合併したヘルニアが神経を圧迫して生じたり時には馬尾の腫瘍が原因となることもあります。

炎症性の腰痛などの場合もすぐに病院にいって下さい。また、それほど急ぎませんが下肢にしびれや痛みを伴う椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症、すべり症などです。

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