【肩こり】姫路のマッサージ店【らくらく館 姫路】

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腰痛のタイプは2つ(前屈障害型と後屈障害型)に大別できる

腰痛には、腰を前にかがめてはいけない腰痛と、反対に腰を後ろに反らせてはいけない腰痛があります。これを間違えて治療を行うと、腰痛はかえって悪化します。

腰痛のまったく異なるふたつのタイプ

青壮年の腰痛の多くを占める腰痛は、腰を前にかがめたり、中腰や座ったまま物を持ち上げようとしたなどの、ごく日常的な一般の動作で起こります。

これは、腰椎の椎間板や靭帯、背筋に無理を与えて、その結果腰痛を生じたものだと考えられます。

このような腰を前にかがめて負荷を与えたことによる腰痛では、たとえその痛みの原因がなにか、また痛みがどこからくるのかの厳密な区別はできなくても、診察すると患者さんの症状はほぼ同じです。

そこで、私はこのような腰痛症を同じグループとして扱い、これを、「前屈障害型腰痛」と呼んでいます。

これは、「腰の前屈で疼痛が悪化し、腰を前かがみ(腰を前に曲げるような姿勢)にしてはいけない腰痛」という意味です

前屈障害型腰痛では、
中腰や前かがみが症状を悪化させる

このグループの腰痛では、長時間腰を前に曲げたまま、あるいは中腰の姿勢をしていたことが腰痛を起こすきっかけとなりやすく、”痛くて腰を前に曲げられない”、あるいは”腰を前に曲げると腰がより痛くなる”などの症状があり、反対に”腰を後ろに反らすことはできる”などの症状がみられます。

それはこのタイプの腰痛では、腰椎を前屈させることにより、その腰痛の症状がより悪化する組織があり、それがその腰痛の原因であると考えるからです。

すなわち、この原因として椎間板とくに繊維輪の外側の障害、後縦靭帯の障害、椎間関節障害の一部、後方靭帯(棘上および棘間靭帯など)の障害が考えられ、さらに背筋の疲労、脊髄の変性、脊柱骨への過度のストレスなどが当然含まれます。

しかし、それらの多くの腰痛でも、それぞれの腰痛の障害の場所を正確に区別して診断することはできませんが、臨床上の症状が同じであるので、それらを一つの同じ腰痛のグループとして扱い同じ治療法を行うことが大切です。

ただし、もう一つのタイプである「後屈障害型腰痛(腰を後ろに反らすと痛みが悪化し、腰を後ろに反らしてはいけない腰痛)」とは厳密に区別して治療に当たらなければなりません。

腰を後ろに反らすと痛む
後屈障害型腰痛

この「腰を後ろに反らしてはいけない腰痛(後屈障害型腰痛)」では、”痛くて腰を後ろに反らすことができない”、あるいは、”腰を後ろに反らすと腰がより痛くなる”などの症状がみられます。

このタイプの腰痛には、加齢に伴う脊椎の変性が原因である椎間関節障害の一部や、変形性脊椎症の多く、さらに、腰部脊柱管狭窄症や脊椎分離症、脊椎すべり症などの脊椎の器量的な疾患が多く含まれます。

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