肩や肩甲骨にかかわる筋肉は連動している
肩こりは筋肉に負担がかかって筋肉が緊張し、こわばることで起こります。肩こりを引き起こすのは、肩甲骨を支える17の筋肉、およびそれと連動する7つの筋肉です。
これらの24の筋肉を動かすことで、動きにくくなった肩甲骨をはがし、コリを解消します。連動しているからこそ効率的にコリがほぐれるのです。
通常、骨と骨をつなぐのは関節です。
しかし、肩甲骨は肩鎖関節の一ヶ所のみで鎖骨と連携し、肩甲骨とたくさんの筋肉が連動することで、腕の動きをサポートしています。コリが出やすい筋肉は、これら肩甲骨をサポートする筋肉。連動して働くだけに、どこか一つの筋肉にコリが出ると、補助として働く筋肉まで動きが鈍くなります。
肩甲骨の動きも制限され、ここで紹介している筋肉に連鎖するようにコリが広がっていくのです。肩甲骨はさらにガチガチに固まり、コリが重症化するという悪循環が起こります。逆にいえば、これらの筋肉は連動しているからこそ、肩甲骨や腕まわりの筋肉を動かすことで、効率的にほぐすことができます。
運動で筋力アップすれば、肩甲骨まわりの筋肉の可動性が高まり、コリも予防することができるのです。