2025-06-19
中高年の悩みで多い四十肩・五十肩。肩の痛みで、腕が上がらなくなり、日常生活に支障が出ます。正しい名称は肩関節周囲炎。症状が出たのが40代なら四十肩、50代なら五十肩と呼び、どちらも違いはありません。肩こりの原因は筋肉のこわばりですが、肩関節周囲炎は肩の関節にある腱板という組織の炎症によって起こります。炎症の一因は肩こりと同じく悪い姿勢。姿勢が良ければ肩甲骨は支障なく動き、腕もサッと上がりますが、背中を丸めた悪い姿勢で腕を上げると肩甲骨はスムーズに動きません。悪い姿勢のまま洗濯物を干す、棚の上のものを干す、棚の上のものをとるなどが続けば、肩の腱に肩甲骨が当たり、炎症を起こします。軽い症状なら炎症が収まれば自然に治ることもあります。肩の炎症時は痛くなるような動きは厳禁、痛みがなくなったら、しっかり胸を張り、背筋を伸ばしてよい姿勢を心掛けましょう。