寝転んで首こり・肩こり改善
人間の体の中で最も弱い部分は、首です。
成人で5~6kgもある頭を支えているのですから、当然かもしれません。
首には、血管・食道・神経など人にとって大切な器官が集中しているため、筋肉がほとんどありません。少ない筋肉で重い頭を支える為に、首の骨は前方に向かって湾曲しています。
横から見るとS字状になっていて、頭の重みをうまく分散しています。
ところが最近日本人の首のS字カーブが崩れてきています。
原因はうつむき加減の姿勢で顎をひき、顔を下に向ける姿勢を長くとり続けていると、首のカーブがなくなり頭部が前へ出てきます。
こうなると、首に無理な力が加わり、様々な症状が現れる事になります。
首の骨の異常が招く第一の症状が首こり・肩こりです。
私も、携帯やパソコンを見る時間が長かった日は、常に顔を下に向けていたために、首から肩がこり固まったようになり、ひどいときには頭痛も出てきます。
また、朝起きたときに肩こりの様な状態があるので、低い枕にかえてみたら、ずいぶん症状が出なくなりました。
首こり・肩こりを防ぐ動作としては、家事やデスクワークの時の猫背を矯正する意味で日ごろから背筋を伸ばす、デスクワークでは30分ごとに首や肩を細目に動かす、高すぎる首の後ろの靭帯を痛める原因になるので自分に合った枕を選ぶ、首こり・肩こりがきつい時は平らな床で5~30分、仰向けで寝ると歪みが矯正されて首こり・肩こりが解消されます。