肩がこった時には自然と肩に手が伸び、肩を揉んだり叩いたりするものですが、ポイントをえずやみくもにマッサージするのはよくありません。
慢性の肩こりを治すには、人差し指、中指、約愛の3本指を使った指圧がよく聞きますが、きちんとした効果を上げるために準備運動を行うのがコツです。
手指が強張っていると指圧をする時にどこが凝っているのかわかりません。
それどころか、かえって指圧をした部分の血行を悪くしてしまう事もあります。
また肩や脇が強張っていると無駄な力が入ってしまい、うまく指圧ができないので予めほぐしておく必要があります。
さて、3本指指圧ですが、右手の人差し指、中指、薬指の3本指を左肩にあて、腕をみぞおちのほうへ、グッと引くようにやります。
一押し5秒くらいで首のつけ根から肩まで少しずつ指圧していきます。
右肩も同じように指圧します。
指圧後、首を回したり肩を上下に動かしたりすると肩こりが軽くなっているのが実感できるはずです。
慢性の肩こりには頭痛が伴うことが多いです。
頭痛がある場合は3本指指圧をこめかみへすると良いでしょう。
人差し指、中指、薬指でこめかみを指圧し目じりから耳の方へ指圧して下さい。
これで肩こりに伴う頭痛も軽減します。
またこの3本指指圧は50肩を緩和するのに有効です。
五十肩の人は痛い方の肩の三角筋を指で指圧してみて下さい、しこりがあるみたいに硬くなっていると思います。
こつは最初は弱く、だんだん強くし、指圧は上から下へ三角筋全体に行います。
最後に三角筋を包み込むように手のひらでゆっくり前まわし、後ろ回しをします。
これらの指圧は湯船につかりながらすると良いです。