皆さんは首や肩がこった時、無意識のうちに後頭部をトントンと叩くことはないでしょうか。
私たちは潜在的にうなじが健康の「かなめ」であることを知っており、無意識のうちに知っているのです。
後頭部には後頭骨という骨があり、その下には頸椎から腰椎に至る背骨やその周囲の筋肉、さらには内臓をコントロールする神経が集中しています。
内臓や腰、膝、肩など体に悪いところがあると、この部分に指圧すると痛みを感じる圧痛点が現れます。
そこを指圧・マッサージする事で臓器や器官を直接治療したのと同じ効果を得る事ができます。
後頭部の中央の骨の出っ張り(外後頭骨隆起)を境に左右にポイントがあります。
肩こりに効くポイントは、①左右の首の後ろの髪の生え際にある骨のくぼみ、②その指幅1本分隣、③さらに指1本分隣にあります。
ここを左人差し指で左側を、右人差し指で右側を小さな円を描くように50回ほど指の腹で①②③を指圧で強めに揉みます。
これにより、首周りの筋肉の緊張をほぐす事ができます。
コツは左右対称に同時に行うと効果的です。
わたしも肩こりがしそうな姿勢で長時間の作業をするときや、こったなと思うとこまめにうなじのあたりを、自分の指でもみほぐしています。そうすることで幾分かは肩こりも首こりも軽減されています。自分ではなかなかできないという方は、らくらく館の肩こり改善マッサージを是非受けてみてください。