●足は「第二の心臓」。血液循環に果たす役割は大
若い女性たちは足を少しでも小さく見せたいらしく、自分のサイズより小さめの窮屈な靴を選ぶことが多いようですが、同時に慢性的な肩こりを訴える人が少なくありません。
足は「第二の心臓」ともいわれ、全身の血液循環に重要な役割を果たしています。
心臓から下った血液は、歩くなどして足を動かすことで心臓へと送り返されるのです。
ところが、足が痛くなるほど窮屈な靴を履いていると、その足が圧迫されて血行不良を起こします。
それが上半身の血液循環にも悪影響を及ぼして、肩こりの原因のひとつとなるのです。
かかとの高すぎるハイヒールや、左右どちらかのかかとがすり減っている靴もいけません
私の場合は、くつの外側のかかとがいつもよくすり減っています。長時間歩くなどした時は、足だけでなく、腰や首がとても痛くなっていました。原因がわからなかったのですが、歩き方や靴に問題があるということが分かったので、長時間歩くことが分かっている時は、きゅうくつな靴やハイヒールをなるべく避けるようにしています。それだけで体への負担がとても減りました。
ハイヒールは骨盤の前方への傾斜を強めますし、かかとの片方だけがすり減った靴は骨盤を左右へゆがめてしまいます。
すると、上にのった積み木もぐらぐらして、ゆがみが頸椎(首の骨)にまで及び、首や肩のこりを生むことになるのです。
肩こりでお悩みの方は、靴のサイズやかかとのすり減り方を確かめ、足に無理のない靴を履くようにこころがけてください。