人間にはだれでも、「癖」というものがあります。
この癖もほとんどの人がやっていれば習慣ということになりますが、いずれにしても首にとって心配な癖や習慣があるので注意が必要です。
よく首を左右にねじってポキッ、ポキッと音を鳴らす人がいます
これは若い人やスポーツで体を鍛えている人なら良いかもしれませんが、そうでない人がやると危険です。
また、酒に酔ってどこででもうたた寝する人がいますが、これも寝る姿勢によっては首に危険になります。
風呂の中で寝る人がいますが、これは首だけでなく心臓などにも危険ですので注意してください。
この他にも、肩がこったからといって首を必要以上に強く叩いたりする人がいます。、また、人にもんでもらうのもやり過ぎは危険です。
かばんの持ち方によっても癖があります。
肩にかけるショルダーバックの場合、たいていの人は、何気なくいつもどちらか一方の肩にかけていると思います。常に一方だけにかけていると、首にかかる重さのバランスが崩れますので、ショルダーバッグを使うときは、斜めがけにするか、かける方を左右交互にするようにしてください。
長年やっている習慣で最も多いのが、かたくて小さな高い枕を使っていることです。
これは昔、日本人の髪型のためにこうなったわけですが、今はこれをやると首に危険だといわれています。
また、食事のとり方も首、肩に関係があります。畳に食膳をおいて食べるやり方もあまりよくありません。
このほかにも、人によってさまざまな癖や習慣があると思いますが、ふだん何気なくやっている動作をあらためて見直してみて、首に悪い癖や習慣だと思われるものがあったら、これを機会にあらためるようにして下さい。
私も、片方の肩ばかりにバッグをかけて歩いたり、枕も高めの物を使っていましたが、なるべく良くないことをしないように意識をして改善しています。そのおかげで肩こりもましになっています。