●正しいたち姿勢座り姿勢
<正しい立ち姿勢>
あごを引く、胸を張って開く、背筋を伸ばす、腰は反りすぎない
へそ下に軽く力を入れる、重心が正しい位置にある
<正しい座り姿勢>
あごを引く、胸を張って開く、背筋を伸ばす。腰は反りすぎない
背もたれに体重をかけない、へそ下に力を入れる、重心が正しい位置にある
イスの座面は股関節とひざが無理なく曲がる高さ、足裏全体が床についている
正しい姿勢は3ステップで完成!
ステップ1 背筋を伸ばす
ステップ2 あごを引いて胸を張る
ステップ3 下腹部とお尻の穴に力を入れる
背筋を伸ばした後、下腹部に力をいれて排尿を止めるようなイメージで、骨盤の下をギュッと締めます。その力を7割程度ゆるめましょう。
骨盤底筋のトレーニングにもなり、尿もれ予防にも効果があります。
●自分の重心をエクササイズでチェックしよう
これまで悪い姿勢で過ごしてきた人にとっては、「正しい姿勢がどんな状態かわからない」という場合もあるでしょう。上記に書いた姿勢を意識して、鏡に自分の姿を映し、正しい姿勢を真似しましょう。
正しい姿勢の時の肩甲骨の位置や首の角度などがよくわからないという場合は、次の「バランスウォーク」がおすすめです。
正しい姿勢のときに、どこに自分の重心があるのかを身体で覚えることができるので、定期的に取り入れて欲しいエクササイズです。
肩甲骨はがしをするときは、正しい姿勢で行うことで、肩甲骨の動きがスムーズになります
《バランスウォーク》
正しい姿勢を身体に記憶させるエクササイズです。正しい姿勢は、重心が正しい位置にある為、頭に本を乗せて歩いても、本は落ちません。
本が落ちないように歩いた時、自分の体の重心がどこにあるのかを意識し、その感覚を覚えておいて、ときどきチェックしましょう。
①背筋を伸ばし、あごを引いて胸を張り、正しい姿勢のまま、頭を本にのせる
②本を落とさないように注意しながらゆっくり歩く
目線は前方にすることがポイントです。
《正しい姿勢と悪い姿勢を繰り返す》
正しい姿勢から、悪い姿勢にした時に、首にかかる負荷をしっかり認識しましょう。
違いを自覚できるだけでなく、首のトレーニングにもなります。また、自分の体の重心がどこにあるのかを簡単に認識できるので、鏡の前で行って、見た目の違いなども確認しましょう。
①背すじを伸ばしあごを引いて胸を張り、正しい姿勢になる。
②首を前に突き出し、悪い姿勢になる。
①~②を何回か交互に繰り返す。
トレーニング前に、首の正しい位置が確認できる「正しい姿勢と悪い姿勢を繰り返す」エクササイズを行い、正しい姿勢を確認しましょう。
肩甲骨はがしの効果もさらにアップします。