●今すぐ変えられる姿勢によい習慣
気を抜くとうっかりしている「だらしない悪い姿勢」。わかっていても、疲れているときはつい姿勢が乱れがちです。日常生活の中で、今すぐできる姿勢にいい習慣や対策を紹介します。
①靴はウォーキングシューズが理想的
靴のかかとは高すぎも低すぎも姿勢が崩れる原因になります。理想はウォーキングシューズやスニーカーですが、ヒールの有るものを選ぶならヒールは3㎝以内で安定感のある物を選びましょう。
②スマートフォンは正しい持ち方で
スマートフォンを見るときの姿勢はたいてい猫背です。見るときは下のような姿勢で、長時間の使用は避けましょう
③かばんはリュックサックか斜めがけ
リュックサックは両肩に均等に重みが加わるため、骨格もゆがみにくい理想的なかばんです。ショルダーバッグの場合は、斜めがけなら肩にかかる負担は軽減。ときどき、かける方を入れ替えるのがポイントです。
④足を組むなら左右均等に入れ替える
本来、太ももの裏側にしっかり筋肉がついていれば、足を組む必要はありません。根本的に足を組むことや、横座りを治すなら筋トレがいちばんですが、筋肉がつくまでは、ときどき組む足を入れ替えて左右均等に負荷をかけましょう。横座りの場合も、同じように足を倒す向きを入れ替えて下さい。
●「尻枕」と「腰枕」で正しい座り姿勢を保つ
長年にわたり悪い姿勢に体が慣れていると、正しい姿勢を保つための筋肉が未発達です。
正しい姿勢を保つための筋肉がついていないと、背筋がぐにゃっと崩れてしまいがちなので、「尻枕」や「腰枕」などを使い補助しましょう
理想の座り姿勢をキープするのに専用グッズは不要。自宅にあるもので簡単に作れる尻枕と腰枕のどちらかで補助をするだけで、背筋がスッと伸びます。
●尻枕のつくりかた
①お尻がのる大きさに合わせてバスタオルをたたみ、椅子の座面後方に敷く
②正しい姿勢になるようにバスタオルの厚みを調節する。
バスタオルが1枚で足りない場合は、フェイスタオルなどを間に挟む
※尻枕を置く位置は座面の背中側。太ももにかからない位置に置くと背すじがスッと伸びる
※椅子が低いと感じたら、尻枕を厚くする。
●腰枕のつくりかた
①椅子の背もたれの幅に合わせて、バスタオルを折る
②タオルの端にベルトを置く
③ベルトを芯にしてくるくる巻く
※椅子の背もたれの、背骨のS字カーブのくぼみに当たる位置に留める